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2014/7/26(土) ToshIの手記『洗脳』■

(7月27日、誤字修正と追記)

 7月23日に、Toshlが書き下ろした手記 『洗脳 ~地獄の12年からの生還』が、講談社から出版されました。

  
      
ホームオブハート(MASAYA)が「自分を見るセミナー」と称して行ったことが、どんな内容で、どんな結果をもたらしたのか、その実態が本当によくわかります。

 Toshlさんと場面は違っていても、私たちも同様の被害体験を共有していますので、この本に書かれた言葉のひとつひとつから、私たち自身の現実の体験が生々しくよみがえります。この体験を文字にすることは、ToshIさんにとって、とても苦しい作業だったはずです。

  この手記には、団体に取り込まれるプロセス、セミナーでの体験に加えて、脱会のプロセスと苦悩も書かれています。

 その中で、MASAYAこと倉渕透(今は名前を「MARTH」と変えています)が裁判の証言姿勢が、無様なものだったという話が出てきます。被害者の一人が起こした損害賠償訴訟の控訴審での場面です。

 この裁判の1審での判決文(2007年2月)を当サイトに掲載しています。ぜひお読みください。(控訴審では言葉遣いは少し変わりましたが、1審判決同様の内容が認められています。) 当時の裁判官の洞察力と、真実を見る目の確かさを確認することができます。

    ⇒ 判決文 ⇒ Court Decision(英語)

 判決は、ToshIさんがMASAYAらから受けたのと同様の行為を、「およそ血の通った人間のやるようなこと ではないことも、また、論をまたないところである。」と断じています。

   
   

 Toshlさんの脱会後、初めてお会いした際に私たちが第一声で言った言葉は 「本当にお疲れさまでした。」でした。今回も先ず、この言葉を贈ります。そして、辛い体験に正面から向き合い、それを文字にして出版された勇気を心から讃え、また、その勇気に感謝します。
 
 また、これまで多くの方々が私たちを支えてくださったのと同様に、ToshIさんが手記を書かれるまで支え、この本を世に出すことを可能にしてくださった方々にも、感謝します。

 胸が苦しくなるような想いでこの本を読み終えた最後に、Toshlさんは、カルト脱会者、また過去に取り戻しがたい苦しい時間を過ごした体験のある人たちに、希望と勇気の言葉を贈ってくれています。本の裏表紙に書かれていました。ぜひ見つけてください。


【 大切な追記 】
ホームオブハート(倉渕グループ)を支えてきた弁護士、企業、影響力ある方々への切なるお願い


 ToshIさんが「地獄」とまで書いた時期に、ToshIさんを通じて(X Japan復活後は直接的にも)MASAYAやホームオブハートを支えてきた大手企業、弁護士、メディア、教育者、その他社会的影響力のある立場の方々がいらっしゃいました。私たち被害者は苦しい実体験や判決内容など事実を切実な思いでお伝えしてきました。一部の方々には、直接お伝えもしましたが、ほとんどが全く聞く耳を持っていただけず、私たちの力不足を痛切に感じさせら、つらい気持ちでいました。
 それどころか、中にはホームオブハートを擁護し、被害者を公然と嘘つき呼ばわりし、人格攻撃に等しい言葉を投げかける弁護士もおり、被害者を中傷して人格攻撃する陳述書を裁判所に提出してきた高校教師までいました。
 そのような方々に、また悪意はなくとも被害者の声に耳を傾けず、裁判の結果まで疑い、ホームオブハートを手助けしてきた企業や企業経営者、メディア、その他の社会的影響力のある立場の方々には、これから同種の被害を社会として予防していけるよう、ぜひともこの本を読み、どうぞ深く考え直していただきたいと、心から強くお願い申し上げます。

【この本を紹介しているサイト】       講談社の書籍紹介ページ
  
 
2014/7/25(金) 経過報告


 1. 2011年春から続いていた民事訴訟について

   原告: 破産者(ToshI個人および(株)トシオフィス)管財人
     
   被告: 株式会社ファクトリー(旧称、株式会社ホームオブハート)
        株式会社フィールド(旧称、株式会社ヒーリングワールド)
        MASAYA こと MARTH こと 倉渕透
        WANKU こと 守谷香 
        Kadarishi こと 加田順子
        マケネーダ こと 牧枝かおる
        Imigrashi こと ジーラ こと 根岸由美

 10回ほどの口頭弁論が東京地方裁判所で開かれたのち、弁論準備という非公開の手続きが続   いていましたが、裁判所における和解手続きにより訴訟が終了した旨が、7月16日に開かれた債  権者集会の場で、管財人より報告されました。

 2.2010年春から続いてきた、ToshI個人と(株)トシオフィスの破産事件について

  これまでに15回を超える債権者集会を重ねてきましたが、管財人が提訴した上記1の損害賠償   請求訴訟の終結により、本年9月に破産事件も終結の見込みです。
 


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